全国保育問題合同研究集会に参加して

昨年に続いて今年も8月2日から4日まで福岡で開かれた集会に参加しました。遅ればせながら感想を 
1日目。
歓迎行事は多種多様で福岡らしい演出で、子どもたちと保護者らの歌あり劇、博多にわかなどパフォーマンスで福岡の底力を感じました。博多にわかは(究極のだじゃれ漫才?)わらけました。
オープニングフォーラムは来年度からの『子ども・子育て新制度』実施を見据え、報告や各地での実践報告もかみ合い、大変参考になりました。特に大阪の八尾市で市から紹介を受けて預けたファミリーサポートで、事故から3年後に子どもを亡くされた藤井真希さんの「保育事故の現状から基準、専門性、公的責任を考えよう」との訴えは心にしみました。
 2日目。
「公立保育園の民営化」分科会に久々に参加。東京東久留米市、大阪高石市、名古屋市のあらかじめ用意された報告に、尼崎も加えていただいて、プリントは準備していなかったので黒板いっぱいに板書して、報告させてもらいました。子どもたちを犠牲にして、財政的にしんどいからと止まらない民営化の状況に、ストップ民間移管と声をあげ続ける大切さを、改めて学びました。
 3日目。詩人アーサー・ビナード氏の講演に聞き入りました。日本語に長けたアメリカ人に日本の良さをたくさん教えてもらいました。
 言葉が変わると、別のめがねをかけているように別のものが見えてくると言います。朝食に出てくる卵料理、英語ではサニー・サイド・アップと太陽に例えるが、日本では目玉焼き、眼球焼きなど食えるかと、日本に来てしばらくこれが食べられなかったと。
 日本は苔国家で苔を愛する世界にも珍しい国。「苔のむすまで~」という国歌をもつ。でも元々この歌は詠み人知らずの歌で、近代国家として帝国主義に邁進する人たちが勝手に「君が代(世)」として乗っ取って利用した。2014年安倍政権の元で苔国家がどうなるのか問われている。原発の事故で最初の犠牲者は苔、放射能の値が高くなり、真っ先に徐染で殺される。安倍に聞きたい「苔が好きか」、原発再稼働で苔を殺すのか、「苔をコケにするな」「ポンコツ原子炉売るなら君が代やめろ」人間として破綻、矛盾ではないかと。
 日本にきてすぐの頃、広島を訪れ、「ピカ、ピカドン」の言葉を知った。ピカは半径2キロ以内で音よりも早い衝撃波で吹っ飛ばされた人が使う、ピカドンは3~5キロとちょっと離れた所で被爆した人が使い、感覚ではなく立ち位置で言葉が変わる。原子爆弾を投下したエノラゲイの乗組員は原爆を「キノコ雲」と表現する。ハダシのゲンの中沢さんをはじめ多くの人はキノコ雲を見ていない。広島の原爆慰霊祭にケネディが来ていた、でも彼女の立ち位置はペテンタゴン(米の国防省)だと指摘。アメリカは原爆があったから戦争を早く終結できたと宣伝してきた、本当にそうなら長崎まで2発も落とす必要があったのか。その背景にはマンハッタン計画があり、それは当時特定秘密として扱われていた。日本は昨年「特定秘密保護法」をつくり、「積極的平和主義」だと言って戦争をしようとしている。アベコベ総理の言葉を見抜こう、「だまされないで生き抜こう」と。
 彼は最後まで静かに淡々と聴衆に呼びかけ、「若者たちが何を勉強したら生き続けることができるのか」を考えようと講演を結びました。
 今年の福岡での全国合同研究集会は、本当に参加して良かった3日間でした。

by kawatetsu20120208 | 2014-08-12 10:50 | 活動日誌  

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